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【室内を最適化】アコースティックトリートメントとは?
店舗で試聴したときと、自宅での音の違いに驚いたことはありませんか?
それは部屋の特性に大きく影響されているからなんです。
今回は、部屋の特性に合わせて調整する、アコースティックトリートメントについてご紹介します。
アコースティックトリートメントの必要性
そもそもアコースティックトリートメントとは、部屋の音響特性を改善するための手法や材料のことを指します。
部屋に音が鳴ると、壁や天井、床などの面にぶつかり反射します。
この反射音と直接の音が交わって、部屋の音響特性を形成しています。
不要な反響や響きは音の明瞭性を低下させ、特定の周波数帯の音量バランスを乱します。
クリアでバランスの良い音を得るために、音響特性を改善するアコースティックトリートメントが必要なのです。
アコースティックトリートメントの種類
・吸音材
主に部屋内の音を吸収し、残響をコントロールするために使われます。
防音材ではないので、室外に音が漏れないようにする効果はありません。
吸音材を使用することで、主に中高音域の音がクリアになります。
・ディフューザー
部屋で反射した音を均等に分散させる役割があります。
これにより、部屋の中での音の均一性が向上します。
・バスストラップ/ベースストラップ
低周波数の音は部屋の隅で強調される傾向があります。
その低周波数の強調をコントロールするためのもので、部屋の角部などに主に配置されます。
アコースティックトリートメントの実践方法
①部屋を分析する
部屋の形、サイズ、材料などの特性を詳しく分析します。
部屋の音響特性を把握するための専用測定ツールやソフトウェアもあります。
簡易的に音響特性を把握したい場合は、スピーカーから音を鳴らし、部屋の様々な箇所でどのように聞こえるかを確認してみましょう。
②トリートメント・配置の検討
分析に基づいて、どんな種類のトリートメントが必要かを検討すると同時に、スピーカーやリスニングポジションについても検討しましょう。
トリートメントはスピーカーの前方に吸音材を、背面にディフューザーを配置するのが一般的に効果的と言われています。
スピーカーやリスニングポジションは部屋の中央から少し離しつつ、部屋の角も避けた方がいいでしょう。
③トリートメントの実装
検討結果に従って、トリートメントを部屋に配置していきます。
ご自身で材料を集めてDIYすることも、専門業者に依頼することもできます。
オーディオ専門のトリートメントキットでなくても、別のもので代用できる場合もあります。
アコースティックトリートメントの注意点
アコースティックトリートメントは、音響環境を最適化するための工程です。
部屋のサイズや形、使用する機器や目的に応じて適切なトリートメントを選びましょう。
過度にトリートメントを行うと、音が吸収されすぎてしまうことがあります。
バランスを取りながら、必要な範囲でトリートメントを行いましょう。
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