学生時代に打ち込んだ吹奏楽、大人になってから始めたアンサンブル、オーケストラでの現役時代など、管楽器には、持ち主が積み重ねてきた練習の日々や本番の緊張、仲間との思い出がそのまま染み込んでいます。
「もう吹く機会がなくなったけれど、捨てるにはあまりに惜しい」「実家の片付けで出てきたけれど、価値がわからない」そのように手放すことを迷っている方は少なくありません。
だからこそ、私たち札幌の買取専門店「EZO AUDIO(エゾオーディオ)」は、査定額の数字だけでなく、その楽器とどのような時間を一緒に過ごしてきたのかを、まずお聞きすることを大切にしています。
「想いをしっかり受け取り、次の利用者へとつなぐ」。これは私たちEZO AUDIOが買取で貫いてきたスタイルです。
この記事では、管楽器の中でも特に高価買取が期待できる楽器をランキング形式でご紹介します。ブランドやモデルによって買取相場は大きく変わるため、目安となる価格帯と代表的なモデル例をあわせて解説していきます。
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管楽器の買取相場は「モノ・状態」でピンキリ

ランキングに入る前に、まず知っておいていただきたいことがあります。
管楽器の買取価格は、同じ楽器名であっても状態やモデル、付属品の有無によって数万円から数百万円まで大きく開きが出ます。
たとえば、ホルンの名器・Alexander(アレキサンダー)103は、高い人気を誇る中古市場でも知られたモデルで、フルダブルホルンとして代表格とされますが、状態が良ければ100万円を超える買取額もめずらしくありません。
一方で同じモデルでも、経年劣化やキーの不具合、付属品の欠品があれば査定額は大きく下がります。
この記事でご紹介する価格帯は、あくまで「このくらいの幅で考えていただきたい」という目安です。正確な金額は、実際にお手元の楽器を査定員に見てもらって判断してもらいましょう。
管楽器の高価買取ランキングTOP10
今回は、木管・金管を問わず「高価買取が期待できる楽器」という観点でランキングをまとめました。
| 順位 | 楽器 | 代表ブランド例 |
| 1位 | ファゴット | Heckel、Fox、Püchner |
| 2位 | チューバ | Alexander、Miraphone、Meinl Weston |
| 3位 | ホルン | Alexander、Paxman、Yamaha |
| 4位 | サックス | Selmer、Yanagisawa、Yamaha |
| 5位 | ユーフォニアム | Besson、Yamaha、Willson |
| 6位 | フルート | Muramatsu、Sankyo、Miyazawa |
| 7位 | オーボエ | F.Loree、Marigaux、Rigoutat |
| 8位 | トランペット | Bach、Schagerl、Yamaha |
| 9位 | クラリネット | Buffet Crampon、Selmer、Yamaha |
| 10位 | トロンボーン | Bach、Yamaha、Conn |
ここから、それぞれの楽器について詳しく見ていきましょう。
1位:ファゴット
ファゴットが1位である理由は、そもそもの本体価格の高さと、部材の希少性にあります。ファゴットは製作に多くの材料を必要とするため他の楽器と比べて非常に高価で、新品の高級モデルは数百万円に達するものもあるため、中古市場でもそれに応じた高値がつきやすいのが特徴です。
代表ブランドは、ドイツの名門Heckel(ヘッケル)です。ファゴットの中でも特に評価が高く、中古市場でも安定した需要があるメーカーです。
ほかにもアメリカのFox(フォックス)は他社と比べて多数のモデルを展開しており、演奏スタイルに合わせてタイプを選べる点が魅力とされ、Püchner(ピュヒナー)なども人気が高いブランドです。
買取相場の目安としては、Yamaha(ヤマハ)のスタンダードモデルで10万円前後、Heckelなどのプロ向けモデルであれば状態次第で数十万円〜100万円超まで期待できます。
木部の割れやキーの状態、ボーカル(吹き口部分)の欠品有無で査定額が大きく変わる点も、覚えておきたいポイントです。
2位:チューバ
チューバは楽器自体が大型かつ高額であるため、中古でも高値がつきやすい楽器です。平均的な買取価格は20万円前後ですが、モデルやブランドによってはこれを大きく上回ります。
代表ブランドは、創業200年以上を誇る楽器界の老舗メーカーAlexander(アレキサンダー)です。Fチューバ・モデル157はクリアな低音が魅力でオーケストラからソロ演奏まで幅広く用いられ、市場価値も高く高額査定が期待できるモデルとして知られています。
またドイツの名門Miraphone(ミラフォン)は豊かな音色と優れた操作性で世界中のプロ奏者から支持されているブランドです。
Yamaha(ヤマハ)のYBBシリーズのような国産モデルは10万円台〜、Alexander・Miraphoneなどのプロ向けドイツ製モデルであれば状態次第で50万円〜100万円クラスも期待できます。ピストンの動作やベル縁の凹みの有無が査定の分かれ目になります。
3位:ホルン
ホルンで真っ先に名前が挙がるのがAlexander(アレキサンダー)です。中古市場でも知名度の高い人気メーカーで、その需要は非常に高いブランドとされています。中でも「103」はアレキサンダーホルンの中でも代表格ともいえる機種で、ベルリン・フィルでも愛用する奏者が多いことで知られる名器です。
Alexander 103は状態が良ければ100万円を超える買取額もめずらしくありません。
一方、同じアレキサンダーでもシングルホルンや古いモデルであれば数万円〜数十万円という価格帯になることもあり、まさに「モノと状態次第」で大きく変わる楽器の代表格といえるでしょう。
ほかにもPaxman(パックスマン)、Yamaha(ヤマハ)のプロフェッショナルモデルも人気があります。
4位:サックス
サックスは中古市場での流通量も多く、需要が安定していることから買取市場でも常に人気の高い楽器です。
代表ブランドはフランスのSelmer(セルマー)です。特にヴィンテージの名器や、Super Action 80シリーズなどは中古市場でも高い需要があります。
国産ではYanagisawa(ヤナギサワ)、Yamaha(ヤマハ)のプロモデルも高値が期待できるブランドです。おおよその目安として、学生向けモデルで数万円、プロ向けモデル・銀メッキ仕様であれば10万円台〜、希少なヴィンテージSelmerであれば数十万円クラスに達することもあります。
5位:ユーフォニアム
吹奏楽で欠かせない存在であるユーフォニアムも、プロ向けブランドは高価買取の対象です。代表ブランドはBesson(ベッソン)、Yamaha(ヤマハ)、Willson(ウィルソン)など。中でもBessonのプロフェッショナルモデルは音色の豊かさから根強い人気があります。
買取相場は、学生向けの国産モデルで数万円〜10万円台、Besson・Willsonなどのプロ向け輸入モデルであれば状態次第で数十万円クラスまで期待できます。バルブの動作精度とベルの凹み・傷の有無が査定の大きなポイントです。
6位:フルート
フルートは木管楽器の中でも「素材」が価格を大きく左右する楽器です。ムラマツフルートの買取相場は3万円〜80万円前後と、材質によって非常に幅広いのが特徴で、洋銀製の入門モデルから総銀製の上位モデル、9Kや14Kなどのゴールドモデルまで、グレードによって査定額が大きく変わります。
代表ブランドは1932年に日本初のフルートを製作したMuramatsu(ムラマツ)です。世界中のフルーティストから愛される世界最高峰のフルートメーカーの一つとされています。
ほかにもSankyo(三響)、Miyazawa(ミヤザワ)も総銀・金製モデルで有名です。ミヤザワのグレードが高いモデルは30万円前後までの査定が出る傾向にあり、素材のグレードが価格に直結する楽器といえます。
目安としては、総銀製モデルで数十万円、金製・総金製の最高級モデルになると数百万円クラスに達することもあります。
7位:オーボエ
オーボエは「世界三大メーカー」と呼ばれるブランドの有無で価格帯が大きく変わる楽器です。
代表ブランドはフランスのF.Loree(ロレー)、Marigaux(マリゴ)、Rigoutat(リグータ)です。この3社は世界三大メーカーと称され、卓越した音色と精密な作りからプロ奏者にも愛用されていることで知られています。
初心者向けの樹脂製モデルで1万円前後から、普及モデルで10万円〜30万円前後、ロレーやマリゴといった有名ブランドのプロフェッショナルモデルになると50万円以上、状態が良ければ100万円を超えることもあります。
マリゴの看板モデルである901なら50万円前後が買取価格の目安とされ、ブランド・モデル名だけで相場感がある程度読める楽器です。
8位:トランペット
トランペットは流通量が多い分、ブランドとモデルの希少性が価格を左右します。
基本的にはヤマハ・バックといった信頼ブランドが数千円〜数万円程度で取引される一方、Schagerl(シャーガル)のトランペットは希少価値があるため20〜25万円前後の買取金額になることもあるため、無名だからと諦める前に一度査定してみる価値があります。
代表ブランドはアメリカのBach(バック)です。Stradivariusシリーズはプロ奏者の定番として長年支持されています。Yamaha(ヤマハ)のプロフェッショナルモデルも中古市場での需要が安定しています。
目安としては、学生向けモデルで数千円〜数万円、プロ向けモデルで10万円台〜、Schagerlのような希少ブランドであれば20万円台に達することもあります。
9位:クラリネット
クラリネットの代表格はフランスのBuffet Crampon(ビュッフェ・クランポン)です。R13やTosca(トスカ)といったモデルは、プロ・アマチュア問わず世界中で使われている定番中の定番です。Selmer(セルマー)のプロ向けモデルも根強い人気を誇ります。
木製ボディの割れやタンポの状態、ジョイントコルクの状態が査定額を左右しやすい楽器です。目安としては、国産の学生向けモデルで数万円、Buffet CramponやSelmerのプロ向けモデルであれば状態次第で10万円台〜数十万円クラスが期待できることもあります。
10位:トロンボーン
トロンボーンは主に金管楽器専門ブランドの評価が安定している楽器です。代表ブランドはBach(バック)の42Bシリーズ、Yamaha(ヤマハ)のプロフェッショナルモデル、アメリカのConn(コーン)などです。スライドの滑らかさとベルの凹み・傷の有無が査定の分かれ目になります。
買取相場の目安は、学生向けモデルで数千円〜数万円、Bach 42BやYamahaのプロ向けモデルであれば10万円台〜、状態の良いヴィンテージConnであれば数十万円クラスも期待できます。
高く売れる管楽器に共通する3つのポイント
ランキングを見てわかる通り、買取価格を左右する要素にはある程度の共通点があります。
ブランド・モデル名がはっきりしているか
Heckel、Alexander、Marigaux、Muramatsuなど、プロ奏者からの評価が確立しているブランドは、中古市場でも安定した需要があります。刻印やシールが消えていても、購入時の情報が残っていれば査定の助けになります。
付属品・ケースがそろっているか
純正ケース、マウスピース、保証書、選定書などがそろっていると、査定額はプラスに働きやすくなります。裏を返せば、ケースがないと、楽器自体の状態が良くてもマイナス評価につながることがあるため、処分前にもう一度確認してみることをおすすめします。
キー・バルブ・スライドの動作状態
木管楽器はタンポやキーの動作、金管楽器はピストンやスライドの滑らかさが査定の重要なポイントです。長期間吹いていない楽器でも、定期的なメンテナンスがされていれば評価が下がりにくい傾向にあります。
EZO AUDIOの管楽器の買取ではあなたの想いをうかがいます

大切に使ってきた管楽器を手放すとき、多くの方が「安く買い叩かれるのではないか」という不安を抱えます。だからこそ、査定を依頼する前に相場のイメージを持っておくことは、納得のいく売却への第一歩になります。
そしてこれは、私たちEZO AUDIOが買取で大切にしていることとも重なります。楽器は、単なる「モノ」ではなく、持ち主が積み重ねてきた時間そのものです。
「想いをしっかり受け取り、次の利用者へとつなぐ」それが、私たちの変わらないスタイルです。
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