チューナー
この用語のポイント
- チューナーとは、ラジオ放送の電波を受信して、音声信号として取り出すオーディオ機器です。
- スピーカーを鳴らす機能は持たないため、アンプにつないで使います。
- 種類には、ダイヤルで選局するアナログ式、周波数を数字で表示するデジタル式、インターネットラジオを聴けるネットワーク式などがあります。
- 売るときは、受信できるか、選局や表示が正常か、リモコンやアンテナなどの付属品がそろうかが見られます。
チューナーとは?
チューナーとは、FMやAMのラジオ放送を受信し、音声として取り出すためのオーディオ機器です。
放送の電波はアンテナで受け取り、聴きたい局の周波数に合わせる(同調する)ことで音声に変換されます。この「合わせる」という意味の英語(tune)が名前の由来です。
チューナー自体には、音を大きくする機能やスピーカーはありません。そのため、アンプにつないで音を増幅し、スピーカーから鳴らします。テレビやラジカセに内蔵されている受信部分だけを、単独のオーディオ機器にしたものと考えると分かりやすいでしょう。
チューナーで受信できる放送の種類は?
チューナーが受信する放送は、主に「FM」「AM」「ワイドFM」「インターネットラジオ」の4つです。機種によって、どれに対応しているかが異なります。
| 放送 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| FM | 音質がよく、ステレオで聴ける放送 | 従来のFM帯のみ対応の古い機種もある |
| AM | 遠くまで届きやすい放送 | 電気製品のノイズの影響を受けやすい |
| ワイドFM | AM局の番組をFM帯でも流す放送(FM補完放送) | 90MHz以上に対応した機種が必要 |
| インターネットラジオ | ネット回線で受信する放送 | ネットワーク対応の機種が必要 |
ワイドFM(FM補完放送)は、テレビ放送のデジタル化で空いた90〜95MHzの周波数を使い、AM放送と同じ番組を流す仕組みです。総務省の資料では、受信には90MHz以上を受信できるFMラジオが必要とされています(総務省 近畿総合通信局 報道資料)。
そのため、古いチューナーや旧型のラジオでは、ワイドFMの局を受信できない場合があります。お持ちの機器が対応しているかは、取扱説明書や本体の周波数表示で確認できます。
チューナーの種類の違いは?
チューナーは、選局の方式で大きく「アナログ式」「デジタル式」「ネットワーク式」に分けられます。アンプと一体になった「レシーバー」もあります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| アナログ式 | ダイヤルを回して周波数を合わせる。昔ながらの操作感がある |
| デジタル式 | 周波数を数字で表示し、ボタンで選局する。よく聴く局を登録できる機種が多い |
| ネットワーク式 | インターネットラジオなどにも対応する。FM・AMとあわせて使える機種もある |
| レシーバー | チューナーとアンプを1台にまとめたもの。1台で音を出せる |
それぞれの魅力や歴史、代表的なメーカーの傾向については、当店のブログ「FM/AMチューナーの魅力と種類を徹底解説」で詳しく紹介しています。
チューナーはどうつなぐ?
チューナーは、アンテナ線をつなぎ、音声の出力端子をアンプの入力端子につなぐことで使えます。手順は次のとおりです。
- チューナーの背面にアンテナ(付属のワイヤーアンテナなど)を接続する
- チューナーの出力端子と、アンプの入力端子を、オーディオケーブルでつなぐ
- アンプの入力を、チューナーをつないだ端子に切り替える
- チューナーの電源を入れ、聴きたい局に合わせる
アンプの入力端子の種類については、用語集「プリメインアンプ」でも解説しています。
アンテナの位置や向きによって、受信の状態が変わることがあります。うまく受信できないときは、窓の近くに置く、アンテナの向きを変えるなどを試すとよいでしょう。
売るときに見られる点は?
チューナーを売るときは、主に「受信と動作」「状態」「付属品」「メーカー」が見られます。
| 項目 | 見られる点 |
|---|---|
| 受信と動作 | 電源が入るか、選局できるか、ノイズなく受信できるか |
| 表示 | 周波数の表示が欠けていないか、ダイヤルが滑らかに動くか |
| 外観 | 傷、汚れ、ツマミの欠けなど |
| 付属品 | リモコン、アンテナ、取扱説明書、元箱 |
| メーカー | 国内外の老舗メーカーや、人気のあるシリーズかどうか |
古いチューナーは、長い年月のうちに内部の部品が劣化し、選局のずれや受信感度の低下が出ることがあるといわれます。ただし、動作に不具合があっても、状態や部品によっては評価される場合があります。自己判断で処分する前に、査定を受けてみることをおすすめします。
また、ワイドFMや、新しい放送方式に対応しているかどうかも、使いやすさとして見られることがあります。型番や製造年が分からない場合は、本体の背面や底面のシールを写真に撮っておくと、相談がスムーズです。
チューナーのよくある質問
チューナーとラジオの違いは何ですか?
ラジオは、受信、増幅、スピーカーが1台にまとまっている機器です。チューナーは受信の部分だけを取り出した機器で、アンプとスピーカーが別に必要です。
チューナーはアンプがないと使えませんか?
はい。チューナー単体では音は出ません。アンプにつなぎ、スピーカーから音を鳴らします。チューナーとアンプが一体になったレシーバーなら、1台で聴けます。
古いチューナーでワイドFMは聴けますか?
機種によります。90MHz以上のFM放送に対応していない古い機種では、ワイドFMを受信できません。AMと同じ番組を聴きたい場合は、対応機種かどうかを確認してください。
動かないチューナーでも相談できますか?
状態を伝えれば相談できます。電源が入らない、受信できないなどの場合でも、処分する前にお問い合わせください。
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この記事の運営者:エゾオーディオ(ノースジニアス・アール株式会社/札幌市白石区北郷4条9丁目3-10)古物許可番号 第101020001914。法令・制度の内容は2026年11月時点の情報です。